松本先生、菅谷先生の生き方に学ぶ
7月21日(火)、附属中学校では、松本仁一先生と菅谷 昭先生のお二人をお招きしての講演会が行われました。
松本先生は、『「食べること」から世界を考える』の演題で、新聞社の中東アフリカ総局長や編集委員などを歴任され、長年アフリカ各地を取材してきたご経験をもとに、世界で起きている出来事や、様々な文化や価値観についてお話してくださいました。「牛の血を飲む民族」のお話は大変衝撃的でしたが、実際に現地の人々と暮らした松本先生のお話は大変説得力があり、その理由を知ると生徒たちも納得することができました。
菅谷先生は、チェルノブイリ原発事故のあと放射線の被害が多かったベラルーシに単身で渡り、甲状腺ガンにかかった子どもたちの治療にあたりました。日本に戻ったあとは、県の衛生部長、松本市長、松本大学の学長を歴任され、いつどのようなお立場であっても人の命を最優先に考えて社会に貢献されてこられました。菅谷先生からは、『21世紀を生きる君たちへの期待~人の生き方に教科書はない~』と題してお話をいただきましたが、「机上ではなく、人間社会の中でのエリートになってほしい」と力強いメッセージをいただきました。
お二人はともに更級郡稲荷山町(現千曲市)のご出身で、先輩後輩の仲であるということにも驚きました。そのお二人が「ジャーナリスト」と「医師」という異なる道を進みましたが、松本先生がベラルーシの放射線汚染地域を取材した際に、現地で医療活動をされていた菅谷先生と運命的な再会を果たしたということも大変興味深いお話でした。
地球市民としてご活躍されてきたお二人のお話を聞いて、生徒たちはスケールの大きさに終始圧倒されていたようでしたが、これから自分たちがそれぞれ進む道を考えるうえで、大変大きなヒントをいただいたように思います。
松本先生、菅谷先生、本当にありがとうございました。

